コー助の体のことも気になってたし、スポーツを
やらせているからには、知っておくべき内容かな、と思い、
「関節炎、肘&股関節形成不全セミナー」(2003年7月6日(日)開催)に参加しました。
そこで話されたのは、日本におけるブリーディングの問題。
遺伝性疾患を持った子を知ると知らずとに関わらず、繁殖させてしまうこと。
知っていながら繁殖をさせるのは論外だけど、そうと知らずに繁殖させてしまい
生まれた子にも、同じ疾患を引き継がせてしまう・・・
家庭犬はもちろん、盲導犬や身体障害者補助犬や警察犬、災害救助犬など
も同じ状況。それぞれの役割をまっとうする前に病気でそれがままならないとしたら、
本人も痛みや辛い治療に耐えなくてはならないし、一緒に暮らしている家族
はどれだけ悲しむか・・・。
その代表的な遺伝性疾患が、股関節形成不全と呼ばれる疾患です。
あまりにも杜撰んで、そして悲しい結果をまねくこの状態を打開するには
やはり、遺伝性疾患を持つかどうかを個体ごとに調べそれを登録し、
疾患を持たないもの同士での繁殖をすすめていくこと。
欧米諸国では既に“40年以上”も前から遺伝性疾患を減らすための
取り組みが行われ、その結果遺伝性疾患が減少傾向にあります。
なのに驚くことに、これだけ大きなペット社会となった日本
国内には、そのようなシステムが存在しません。
*もちろん、ペンヒップやOFAという診断登録機関が外国にはありますので、
そこの診断結果をもって判断されている方は日本にも多くいらっしゃります。
|